謎の食べ物、かっけとは?

レビュー
dav

今回は食べ物の話です。

みなさんは「かっけ」という食べ物を知っていますか?

かっけ…なんだろう?

もちろん、ビタミン欠乏症の「脚気(かっけ)」のことではないわよ。

謎に包まれた、”かっけ”とは?

かっけ」は青森県と岩手県の一部の地域、いわゆる”旧南部藩”の一部のエリアに伝わる郷土食です。かなりローカルかつマイナーな料理です。

 

かっけには「そばかっけ」と「麦かっけ」の2種類があります。

 

そばと麦ということは、麺料理かな?。

麺じゃないですよ。粉ものっていうのは当たっているわ。

かっけとは、そば粉もしくは小麦粉を平らに延ばしたもの。これを茹で上げたものをニンニク味噌につけて食べます

 

👇こんなのです。

…これがかっけ?ってか、これで完成形なのかな。

見た目は、ただの小麦粉のシートです

 

もともとは12cm角程度の正方形が10枚入りくらいで売られているのですが、4~6等分に分割したものを食します。

一番オーソドックスなカタチは上の画像のような三角形で、正方形の対角線を結ぶように四等分に切るとこのカタチになります。

三角形の食べ物ってユニークですよね。

かっけヒストリー

現代のように麺がパッケージに入って売られていたわけではなかったので、昔の田舎の人にとって蕎麦は各家庭で作るものでした。

昔のかっけは「そば」だけだったみたいよ。

 

 

確かに、寒さが厳しいところはうどんよりも蕎麦が名物ってところが多いね。

 

 

しかしイチから蕎麦を作るのは結構大変なものです。特に麺切りなんかは。なので蕎麦は「ハレの日」などにだけ食されていたようです。

その点、そば粉を延ばしただけのかっけは比較的作りやすいので日常的に親しまれていたとのこと。

ちなみに「かっけ」という一風変わったネーミングの語源はというと、

  • そば打ちの際にできる欠片(欠け=かっけ)から
  • そば粉で出来たかっけを食べたら脚気が治ったことから
  • 「さぁ、食べて!」を地元の方言で「かぁ、けぇ!(かぁけぇ)」ということから

などと諸説あるようです。

食べ方

レシピ

調理はとても簡単です。

①かっけを4等分にする

上でも述べた通り袋に入っているかっけは12㎝四方の正方形です。そのまま食べるには大きすぎるので食べやすい大きさに包丁でカットします。

どんな切り方でもいいのですが、今回はオーソドックスな「三角形に4等分」するという切り方をしました。

正方形の対角線を結ぶように包丁を入れるとキレイに4分割されたものができ上がります。一枚ずつ切るのではなく一気に10枚カットしちゃってください。

料理というより工作みたいで楽しいな♪

 

地域によっては、

  • ダイコン
  • 豆腐
  • 白菜

を一緒にいれるところもあるみたいよ。

※今回はかっけの他に、冷蔵庫にあった「ネギ」を入れてみました。

 

②タレをつくる

出来上がったかっけにはタレを付けて食べます

定番は「ニンニク味噌」のタレです。

  • 味噌・・・大さじ1くらい
  • 醤油・・・お好みで
  • すりおろしニンニク(チューブでもOK)・・・お好みで

分量は全てお好みで構いません。

甘味が欲しい人は砂糖かみりんを足してもいいでしょうし、

しょうゆ派の人は麺つゆ+醤油のタレをつくってもいいでしょうし、

匂いが気になる人はニンニクを入れなくてもいいでしょう。

とにかく、タレ自体をお好みでつくるのもアリということです。

確かに簡単だね。ただ、なんかすごくビンボー臭い感じがしてきたのは気のせいだろうか?

③沸騰したお湯にかっけを入れ、茹でる

お湯が煮えたぎるくらいまで沸騰させた鍋の中にかっけ(と他の食材)を投入します。

茹で時間は約5分くらいが目安です。

最初の1分くらいはかっけ同士がくっつきやすいので、箸でかき混ぜるようにしてください。

ふきこぼれるギリギリの火力で茹でます。

お湯に入れるときは、くっつかないように一枚一枚丁寧に入れるようにするのがポイント。

 

以上で出来上がりです。

実食

食べ方はいたってシンプル

しゃぶしゃぶのように、茹で上がったかっけをタレにつけて食べるだけ。

熱々のうちに頂きましょう。

さぁ、めしあがれ。

うん…(なんだこれ?)

ハフハフ…ん!これは!?

どう?

美味い!素朴な味だけどとてもウマいよ!!

作り方も食べ方もシンプルですが、味もまたシンプルなのがかっけ。

でも、なぜか旨いのです。

お酒にもよく合います。ビール、日本酒、ワイン…なんでもござれです。

個人的には、夕飯はこれだけでも充分です!

ぜひ一度ご賞味を。

最後に

知る人ぞ知る「かっけ」ですが、その味を一度知ると魅力にハマることうけあいです。

しかし、知名度があまりに低いローカルフードのため、地元民以外はなかなかお目にかかることすらできないのが悲しいところ。

通販もあるにはあるのですが、現地で買うよりも割高です。現地では1パック200円で売られています。これで大体2人前くらい。

興味のある方は青森県・岩手県を訪れた際に購入してみてください。

両県とも一部地域でしかあまり販売されていませんので、十分にリサーチでしてからのお買い求めを!

地元の各メーカーで販売しているかっけはそれぞれビミョーに味が異なります。私が知る限りでは5社ほどがかっけの製造・販売を行っています。

ちなみに今回私が食べたかっけは、「遠藤製麺所」のものです。このメーカーはホームページもないような小さな会社のようですが、今まで食べたものの中で一番美味しいかっけでした

【遠藤製めん】

〒 028-5402 岩手県岩手郡葛巻町葛巻第14地割13-2

TEL:0195-66-2821

このかっけの評判を聞いてから、一度食べてみたいと思いわざわざ葛巻町まで買いに行きました。葛巻町以外で売られているのを見たことが無いので、まさしく幻の「かっけ」です。

かっけ自体、幻の食材だけどね…

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