今自分が所有しているクルマに「飽きる」瞬間ってありませんか?
嫌気がさしたわけでも、大きな故障があったわけでも無いのだけれども、違うクルマが気になる瞬間が。私自身を顧みると、その瞬間を迎えるときにはある一定の法則というか、条件みたいのものがあることに気づきました。
ローンの支払いが終わったとき、
クルマが古びて見えたとき、
こんな時に高い確率で今のクルマでは無く、違うクルマに乗りたい気分になります。
この法則の凄いところは、まったく別の事柄に対しても当てはまりそうということです。例えば「ローンの支払い」を「独身生活」に読み替えて、「クルマ」を・・・。Holly shit!この先は恐ろしくて口には出せません。
この「飽きる」という感情は台風のようなもので、それが過ぎるのをじっと待ってさえいれば、いつかは晴れるというものではないことも私は自分で分かっています。鉄が錆びるかの如く、気付いたその時に何の対処もせず放っておくと、その感情は知らず知らずのうちに進行していき、いつしか心の大部分を蝕むようになります。
しかし、クルマに飽きたからといってそのたびにクルマを買い替えられるような生活は私のような一般庶民には出来ません。だから私は「飽き」に対して戦いを挑もうと思います。
飽きに対する反抗
新しいクルマを買うのではなく、今のクルマに乗り続けるためにはこの感情を制御しなければなりません。ではどうするか?
今のクルマに手をかけようとおもいます。
クルマ磨きをしてあげることにしました。
超大変?磨きの作業工程について。
自動車に興味の無い方にとっては「磨く」という作業について、具体的な作業工程のイメージが湧きにくいと思います。
実際に私が今回行った、磨きの全工程は以下の通りとなります。
①洗浄(1回目)
↓
②下地処理
↓
③洗浄(2回目)
↓
④脱脂
↓
⑤磨き上げ(ポリッシング)
↓
⑥洗浄(3回目)
↓
⑦コーティング処理
そうです、車磨きって超大変なんです!しかも上記の作業をプライベートの時間を使って行うわけですから、何度も心が折れそうになりました…
※磨き作業については別の機会に当ブログで触れようと思っています。
磨き作業の救世主、電動ポリッシャー
前段で触れたように磨き作業は重労働です。工程⑤の「磨き上げ」だけに限っても、人力のみで乗り切るには辛いものがあります。
そこで購入したのが、自動車塗装面用の電動ポリッシャーです。購入したのは『シャインポリッシュS』。
『PROSTAFF(プロスタッフ) 自動車塗装面用電動ポリッシャー シャインポリッシュ S AC100V』
商品概要(Amazon商品ページより)
一般家庭のコンセントから電源がとれる自動車塗装面用の電動ポリッシャーです。
軽量コンパクトで取り回しラクラク、上級者はもちろん始めての方でもプロ並みの仕上がりがお楽しみいただけます。
ダイレクトモータードライブの採用により、振動・騒音を最小限までカット、また力の伝導率の向上により最大回転数3800rpmの超高回転を実現し、作業時間を大幅に短縮します。
理想的なパット回転を実現するWアクシス構造を採用、2つの違った回転軌道により手塗りに近い運動を実現しました。
- 使用電源:AC100V
- 定格周波数:50/60Hz
- パットサイズ:直径152mm
- 消費電力:60W
- 電気用品安全法適合品
- コード長:【5m】
レビュー
こちらの商品はシガーソケットから給電するタイプではなく、家庭用の100V電源に接続して使用するものになります。
コードの長さが5メートルしかありませんので、コードリールは必須になると思います。実際私もコードリールに接続して作業を行いました。
使用用途は「傷消し」、「ワックスがけ」、「磨き上げ」とあります。価格帯からするとお手軽系ですが、他の電動ポリッシャーと同じようなことは一通りできるみたいです。
この商品では「Wアクシス構造」と説明されていますが、いわゆる“ダブルアクション”機構のポリッシャーのようです。
ポリッシャーの機構については大きく分けて
- シングルアクション
- ダブルアクション
- ギアアクション
の3種類があります。
ざっくりいうとシングル→ダブル→ギアの順にポリッシャーの動きが複雑になります。これまたざっくりですが、動きが複雑なほど価格帯は上がります。
この商品はダブルアクションなので機構的には「そこそこ良い」ものになります。
驚異の低価格!
この商品の特徴は何といっても安いこと。
私が購入した時でなんと¥2,680でした。
3千円しないで買えるとなると「磨いてみようかな」って気にさせられますよね。私もそのクチです。
クルマの磨きって、業者に頼むとコーティング込みでも平気で5万円以上はかかりますからねー。(真似事ですが実際にやってみて、その金額に納得しました。それ位時間と労力費やします。)
ダメだったら捨てればいいや、という感覚で購入に踏み切りました。
しかもこの商品、ポリッシャー本体のほかに、ワックスがけ用バフ2枚と仕上げ用バフ1枚もセットになっています。
このバフの3枚セットを単品購入する場合、408円(Amazon価格)しますので、ポリッシャー本体は実質2千円ちょいなんですね…安すぎ。
ちなみにこのバフ、一般的なポリッシャーに付けられるバフとはタイプが異なっておりまして『シャインポリッシュ』シリーズ専用のものになりますのでご注意を。
使用してみての感想
私のようなビギナーでも充分に使えます。
操作するスイッチもオン・オフのみで迷うところがありません。
重量はなかなかありますが、アシストグリップが付いているので振動していても扱いやすいです。
小一時間ほど、ずっと稼働させていたのですが途中で止まることもありませんでした。
バフも3枚あるので、コンパウンドの番手(粒子や目の細かさのこと)ごとに細目、中細目、極細目と使い分けられて便利でした。
惜しむらくは、このバフを本体の可動部のスポンジに被せるという方式をとっているのですが、はめづらいし外しづらいです。
脱着の度に、本体側のスポンジに無理な力が掛かっているのでいつかはスポンジが壊れるのではないかという不安が残ります。
不満点もありますが、おおむね良品だと感じました。
(メーカーでは推奨してませんが)このポリッシャーがあれば、塗装面の他にもガラスの油膜取りなんかも作業が楽になります。
このポリッシャーを使って早速車磨きをしてみたのですが、とても楽ちん…と言いたいところなのですが、全部で6時間くらいかかりました。
車の塗装面だけではなくウインドウガラス、はたまたヘッドライトまで磨いてみたのですがめちゃくちゃ疲れました。
確かに磨き自体は手で磨くよりも随分楽だったのですが、いかんせん下地処理に多くの労力を奪われました。
結果ボディの磨きに関しては、本来3種類のコンパウンドを使うところ、極細目の1種類のみ使用という手抜き工事をしてしまいました。
当日は雨模様だったのですが、小雨決行ということで雨の中やりきりました。いや〜、もうやりたくない…。
手抜きこそしましたが、今までロクに洗車もしてこなかったわが愛車。ぱっと見そこそこキレイになりました。
遠くからみるとツヤツヤなボディに生まれ変わりました。
少し愛着が湧いた気がした、雨上がりのプリウスでした。

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