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【日本語HIPHOP屈指の名曲】EVISBEATS 「ゆれる feat.田我流」の制作秘話。 

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EVISBEATS「ゆれる feat.田我流」 

EVISBEATS【MV】ゆれる feat. 田我流

この心がゆれる時がある それはバイト帰りのサンセットだったり 本の中に答えを見つけた時だったり 季節の変わり目を感じた時だったり またはステージの上でHIGHな時だったり 好きな娘とまったりな時だったり たまたまDIGした一枚のVINYL(※)だったり 感動して頬伝う涙だったり

※…DIG(ディグ)は掘る、VINYL(ヴァイナル)はレコードのこと。「たまたま掘り当てた(見つけた)一枚のレコード」。

ほんの一瞬、その一瞬を求めて 猫みたいなBITCH(※) 追いかけるのに必死 人生の見せる美しき1シーン そのまた不思議なパートに魅せられ とどのつまり夢から夢を綱渡り 社会から見れば窓際の人 でもいつに生まれても「俺は俺だ」と

※…日本では「ヤリマン」の意味で使われたりするが、本来は「自我が強い女性」に対して用いられる。

時代に合わせ呼吸するつもりはない 人であることを選び 求めるLOVE DOORSのようにLIGHT MY FIRE(※1) あのJAZZMANみたいにNEVER RETIRE(※2) 音の中に生きると決めたこの人生 まだまだ未熟で俺は小せぇ でも、どうせやるならばこのまま挑戦 誰かがゆれるための曲を書こうぜ

※1…『light my fire(オレに火をつけてくれ)』は、アメリカのロックバンドTHE DOORSの大ヒット曲。

※2…日本のジャズ界のゴッドファーザーこと、ウッドベーシストの鈴木勲を指している。

今日は残りの人生の始めの1ページ まだまだやりたいことが山積みさ IT′S A HISTORY CALLED BOOK OF LIFE I JUST RELEASE MYSELF TO GO UP ABOVE(※1) いつものいつものこの道を歩いていこう 人種も政治も宗教も要らないとこ ステージへと続く俺のこの道を SWINGしてBOPしてHIPしてHOPだろ(※2)

※1…「それは歴史と呼ばれる命の書。俺は自分自身を解放して上に上がるだけ。」

※2…SWING、BOP、HIPHOPはいずれも、ブラックミュージックのジャンルの一つ。

俺はイカれた音楽家 無二のMILESTONE(※1) BEATのCONDUCTOR(※2) 果てるまでSING A SONG 咲かそう枯れ木に花を 踊ろう時には土砂降りの雨に打たれて 早すぎて流されがちな日々にふっと 何もかも変わっちまいそうな気がするけど そんな時ほど心に太陽を なるようになるさと言い切れる勇気を ゆれる 風に ゆれる 明日に ゆれる 分からずに だけど、弛まずに LET’S GET IT ON HA??(※3) バラ色の日々 遠回りばかりでも悪かない別に

※1…目印のために、一定の距離間隔で置かれる石(標石)。転じて「物事における画期的な出来事」を指す。

※2…指揮者

※3…LET’S GET IT ONは「愛し合おうぜ(さぁ、ヤっちまおう)」という意味。文末に「HA??」が入ることで、おどけたようなニュアンスになる。

ゆれる ゆれる 胸が 胸が ゆれる ゆれる 胸が 胸が ゆれる ゆれる 胸が 胸が ゆれる ゆれる 胸が 胸が

偶然によって出来上がったクラシック。

日常の何気ない瞬間に、こころが「ゆれる」ときがある。

普段のライフスタイルを切り取った、詩のようなリリックがメロウなビートにのって、淡々と流れていきます。

2015年に発表された、この楽曲はその年のヒップホップを代表するクラシックとなりました。

意外ですが、「ゆれる」は作ろうと思って作った曲では無かったそうです。

きっかけは、田我流がEVISBEATSに別件で曲の依頼をした時のこと。

「次のアルバムのためにビートを作ったんだけど、誰も上手く歌いこなせないんですよね。」

ふとEVISBEATSから、そんな話が出たそうです。

その流れで、田我流が以前に書き溜めていた歌詞をそのビートに乗せてみようということになりました。

これが思いのほかピタッとハマったため、サビだけその場でサクッと作って出来上がったのがこの曲です。

田我流は当時を振り返って、「仕事もお金も無くて、精神的にもかなり追い込まれていた時期」と語っています。

音楽だけでは食えないのでアルバイトで食いつなごうとするものの、他人には簡単に出来るような作業でも何故か彼には出来ません(本人曰くADHD気質があるようです)。

そんな中、彼は毎日同じ1枚のレコードを聴き続けます。一曲のジャズに乗せる歌詞を書くためです。

書いては消し、書いては消し…という作業を繰り返し、半年後にやっと歌詞は完成しました。

それが、そのまま「ゆれる」の歌詞になりました。

たまたま出来上がった曲でしたが、完成後には二人ともかなりの手応えを感じたようです。

その時の気持ちについて、「ヤベぇ、オレは何か(凄いもの)を作ったんだな。」と田我流は表現しています。

手応えが確信に変わったのは、次の日に曲をクラブで披露した時のことです。

曲をかけた途端、ステージの前に人がなだれ込んできました。想像を遥かに超えるレスポンスが返って来たのです。

「あ、これが(オレの)代表曲になるんだ。」

田我流はその時、そう思いました。

アーティスト情報

EVISBEATS

奈良県出身のトラックメーカー、MC。現在はMCとしてはAMIDA、トラックメーカーとしてはEVISBEATS(エビス ビーツ)という名で活動している。

ヒップホップグループ韻踏合組合奈良支部であるNOTABLE MCの元メンバーである。当時はAKIRA(アキラ)という名でOHYA(現だるまさん)と共に活動していた。

【出典:https://ja.m.wikipedia.org/wiki/アミダ_(ミュージシャン)

EVISBEATS【PV】いい時間
出典:YouTube

田我流(でんがりゅう)

日本のラッパー、DJ、俳優である本名は田村 隆(たむら たかし)。

1982年、山梨県一宮町(現在の笛吹市)に生まれた。広告代理店勤務の父親と専業主婦の母親を両親に持つ。高校を卒業した2001年、アメリカ合衆国ニューヨーク州に留学した。2004年に帰国。故郷に戻り、幼馴染たちとstillichimiyaを結成した。

【出典:https://ja.m.wikipedia.org/wiki/田我流

stillichimiya【MV】ズンドコ節
出典:YouTube