時間に投資しろ

毎月届く【公共料金の領収書】って、どう処理するのが正解なの?

その昔、古代ギリシャの市民は「歩きながら」哲学的な考えをめぐらせていたそうです。

なんでも、ひらめきが生まれやすくなるのだとか。

スタンフォード大学で行われた『ギルフォードの創造性テスト』では、

  • 座ったままのグループ
  • 歩きながらのグループ

…で創造性に2倍近い差があったという結果も出ています。

そういうわけで…かはわかりませんが、私も今朝ウォーキングをしていたときにナイスアイデアが浮かびました。

隣の人かわいい〜
(´∀`∩)↑age↑

古代ギリシャ人のように「真理とは?」という壮大なテーマではなく、もっと個人的なものです。

今回は「公共料金の領収書の正しい処理」について解説します。

人はなぜ「使用量のお知らせ」をとっておくのか?

自宅のポストには毎月、電気・ガス・水道の「使用量のお知らせ(請求書・領収書)」が届きます。

必ずしも保管しておく必要は無いですが、なんとなくとっておく人もいるでしょう。

かくいう私も今までずっと保管してきました。

なぜ、とっておくのか?理由は大きく2つあります。

理由1 光熱費を節約するため

光熱費は毎月の固定費として必ず発生しますが、減らすことのできる支出です。

1ヶ月に電気・ガス・水道代をそれぞれ1,000円ずつ削減できれば、1年で計36,000円の節約になります。

家計に与える影響としては決して小さくありません。

「使用量のお知らせ」をとっておけば今月分を把握できるだけでなく、過去の使用量と比較することもできます。

「使い過ぎに気をつけよう」という心理的な抑制効果も多少は期待できるでしょう。

うーむ、前月と比べて使い過ぎているな。少し気をつけよう。

去年の夏よりも電気代が高いわ。クーラーの設定温度見直そう。

理由2 いざという時の証明書として

公共料金の領収書には、節約という目的以外にも使い道があります。

下記に示す2つのケースにおいて、証明書として使うことができます。

1つめのケースは、過払いや誤請求が発生した場合の証明書として…

たとえば水道料金があまりにも高額だった場合、水道局に異議申し立てをするための証明書になります。

2つめのケースは、住所確認のための証明書として…

引っ越しなどが理由で、身分証に記載されている住所と現状の住所が異なる場合、本人確認のための「補助書類」として公共料金の領収書が利用できます。

公共料金の領収書を保管しておくメリット

  • 使用量が把握できる
  • 過去の料金と比較できる
  • 過払いや誤請求があった時の証明書になる
  • 住所確認の証明書になる

ただとっておくだけではダメ

領収書を整理するのは大変です。

電気・ガス・水道の「使用量のお知らせ」だけでも、1年間に計36枚も発行されます。

ただとっておくだけでは、どんどん溜まっていく一方です。

ぐっちゃぐっちゃになりがちです
  • 引き出しやケースに放り込む
  • クリップでまとめる

これらのような保管方法では、後から振り返りたいときに探すのだけでも一苦労です。

奇人変人でもない限り、あんなペラペラの面白くない用紙を好んで読む人など存在しません。

つまり散らかったら最後、もう見返すことはありません。

ではどうやって保管すればいいのか?

ワタシに綴じてくださ〜い♪

結論を言うと、紙の領収書はファイル保管するのがベストです。

私の場合は、以下の方法で行っていました。

①A4用紙に糊付けする

②余白に「○月分」と書き込む

③ファイルに綴る

この方法で整理すると、領収書がバラバラになりませんので、目当てのものが探しやすいです。

ファイルだと本棚に収納できるので見た目もスッキリです。

必ずしもファイルに綴る必要はありませんが、残しておくなら後から使いやすいようにしておきましょう。

そう、本当に必要なら…

「使用量のお知らせ」に助けられたことはない

話は序盤に戻ります。

ウォーキングしていた私は気づいてしまったのです。

エウレカ!

「使用量のお知らせ」を整理して保管しても見返したことがないという事実に。

ファイル保管を始めたのは、いまから7年前になります。

たしかに現在も整然と保管はされていますが、それだけです。

整理されて、本棚に保管されている。それ以上でもそれ以下でもありません。

家計の参考にするため、と言いながら実際に参考にしたことなど7年間で一度もありません。

あらためて考えてみると、見返す意味すら分からなくなってきます。

  • 使用量が把握できる
  • 過去の料金と比較ができる

「把握・比較ができる」のと、「把握・比較をする」のは意味が全然違います。できるからといって、それを実際に行うとは限りません。

月イチの光熱費の分析。
これがボクの楽しみさ。

行動に移さないのであれば、とっておいても意味がありません。よってポストに届いた領収書に目を通すだけで十分です。

見終わったらすぐ捨てましょう。だって後から見返すことなど無いのですから。

  • 過払いや誤請求があった時の証明書になる
  • 住所確認の証明書になる

いやいや、証明書として使ったことなんて無いです。

まず、過払いや誤請求が自分の身に降りかかる可能性が極めて低いです。

あまりにも高額であれば、伝票や通帳を見た時点で「おかしい」と気づくはずです。

あ、この請求書はちゃんと身に覚えがあるやつだ…。

というか、後から見返して過払いや誤請求に気づくことなんてありえません。だって見ないのですから。

住所確認のための補助書類だって、「使用量のお知らせ」のほかでも代用できます。

さらには、後から再発行も可能です。

これらを総合して、私にとって「使用量のお知らせ」をとっておくメリットは皆無なのです。

「後から見るから、とっておいてもいいでしょ」に対する反論

それでも「後から振り返って見る」というのなら止めはしませんが、それって本当に意味があるのでしょうか?

仮に領収書を見返す人がいたとします。

過去を振り返って、その人は何を学ぶでしょうか?

うわっ、先月より電気料金高いな。やべぇ…。

去年の同じ月に比べて、今月は○千円も多い。使い過ぎに注意しなきゃ…。

確かに現状を把握したり、過去と比較はしています。ですが、これをしたから何だというのでしょうか?

たたただネガティブな情報を取り入れて、暗い気持ちになるだけです。

こんなもんメリットでもなんでもありません。

ガス代が先月よりも上がってる…

湯船に浸かるのやめて、シャワーだけにしよう。

電気代 高っ!

よし、食洗機と衣類乾燥機使うのやめよう。

このように思っている本人だけが実践するのであればマシですが、このような状況では遅かれ早かれ家族にも節約を強要するようになります。

過去の光熱費と比較したら、次は贅沢をしている犯人を探さないと気が済まなくなります。

ダンナが…
子どもが…

家族が増えたり、子どもが成長すれば光熱費なんてそりゃ増えます。

それを無理に減らそうとすると、家族全体にストレスが溜まっていっきます。

要するに人生の質が下がるのです。

第5次節約戦争が勃発!

先月よりも使用量が増えたのは、家にいる時間が長かっただけなのかもしれないのに。

去年よりも請求額が上がったのは、生活スタイルが変化しただけのことなのかもしれないのに。

数字(金額)だけを追いかけて節約に走るという行為は、営利企業ならまだしも家庭では行うべきではありません。

利益を追求するのが存在意義…という家庭があるなら話は別ですが。

無意味に手間を10倍にしただけ

私は見返すことのない伝票を7年間、無駄に整理していたということになります。

今から2000年以上も前に、アリストテレスはプラトンのイデア論に対して「無意味に物事を2倍に増やしただけ」という趣旨の批評をしたそうです。

プラトン

別世界にある「究極の理想の存在(イデア)」を人は追求し続けるべきだ!

アリストテレス

イデアなんて本当にあるの?あるってことをどうやって確かめんの?もしイデアがあったとして、それが何の役に立つの?

一目見る→クシャクシャ→ゴミ箱にポイ

これで済むことを、

見る→A4用紙に貼り付ける→○月分とタイトルを書く→ファイルに綴る

プラトンだから2倍で済みましたが、私は10倍以上もの時間をかけて無意味なことをしていたのです。

きっとアリストテレスなら、こう言うでしょう。

アリストテレス

そんなものをとっておいて、本当に使うの?そもそも君、分析できるの?できないならゴミを保管していることになるよ、わかる?

データはあくまでデータに過ぎません。

自分の過去の生活に関するデータを収集するという特殊な趣味でもない限り、データをただ持っているだけでは何も生み出しません。

  • アイデア
  • 予測
  • 仮説

把握・比較を基にこれらを思考することで、はじめて役に立つ可能性が生まれるのです。

ただし、バカのつくるアイデアや仮説なら無い方がマシです。

暑い日はスーパーに家族全員で出掛けて、イートインコーナーで涼めばいいじゃないか!

父親がこんなクソみたいなアイデアを提案したら、そこの家庭の将来はもはや絶望的です。

例えがわかりにくかったかもしれませんが、要はアイデアを生み出すのにも論理的思考力が求められるということです。

この事に気づかず「家計の参考にするため」「節約するため」などという浅い思考で行動してもメリットは得られません。

トライアンドエラーを繰り返して、人生の質を上げていきましょう。