知識は可能性

頼みごとをする時は、それがどんなにクソなものでもいいから【理由】を付け加えてみよう。

今回は「頼みごとをする時は、それがどんなにクソなものでもいいから【理由】を付け加えてみよう。」というお話です。

突然ですが、下のようなメッセージの看板はどのような意図があって設置されているのか、みなさんご存知でしょうか?

ご迷惑をおかけしております。道路工事をしています。」

この看板自体は実のところ、私たちに何の情報も伝えてはいません。

道路で行われている工事といえば、道路工事以外にないのですから。

看板を見なくても、周囲の状況を見れば何をしているのかはすぐに分かります。

では、この看板はどんな目的があって設置されているのでしょうか?

気になる方は、下記をご覧ください。

断られにくい頼みごとの仕方

○○してもらえますか?

○○なので、○○してもらえますか?

人に何かを頼む時は、単に「○○してもらえますか?」と言うよりも、

○○なので、○○してもらえますか?」と理由をつけると承諾されやすいそうです。

この行動心理を「カチッサー効果」といいます。

カチッサー効果にまつわる実験

これはハーバード大学の心理学者、エレン・ランガーが1970年代に行なった実験です。

エレン・ランガー
出典:Wikipedia

彼女は図書館で、コピー機の前に行列ができるのを待ちました。

そして行列ができると、列の一番前に並んでる人にこう尋ねてみました。

すみません。5枚だけ先にコピーを取らせてもらえませんか?

この言い方の場合だと、順番を譲ってくれる人はそれほど多くはありませんでした。

次は理由を添えて、もう一度同じ実験を行ってみました。

すみません。5枚だけ先にコピーを取らせてもらえませんか?急いでいるもので

すると、ほとんど全員が順番を譲ってくれました

この結果はまぁ納得できるものだと思います。

「急いでいる」というのは正当な理由になりえるからです。

 意外なのは次の実験結果です。

 彼女は再び、行列ができるのを待ってこう尋ねました。

すみません。5枚だけ先にコピーを取らせてもらえませんか?何枚かコピーを取りたいもので

すると、全く理由になっていないにも関わらず、またもやほぼ全員が順番を譲ってくれたそうです。

(列に並んでいる人が、コピーを取ろうとしているのは当たり前。)

ささいな頼みごとの場合は、頼みごとの内容とあまり関係のない理由、こじつけでも承諾されやすい

人は理由があるだけで、なんとなく落ち着く

理由が書かれているだけで、気持ちが落ち着くことがあります。

逆に理由がないだけで、イライラさせられることも。

行動に「理由を添える」だけで、その行動は周りからの理解と譲歩が得やすくなります。

ビックリなのは、その理由が意味を成しているかどうかは重要ではない、ということです。

「○○なので」というだけで、その行動が正当化されてしまいます。

実際、カチッサ―効果は日常のあらゆるシーンで使われています。

イザというときの裏ワザとして、あなたも憶えておくと良いかもしれません。