- 服をたたむのが面倒くさい
- 毎日忙しく、自由な時間がない
- 家にある服を減らしたい
- 服にたたみシワがつくのが嫌だ
あなたの悩みに答えます!
少なくとも…
- 1人暮らしなら、年間18時間
- 4人家族なら、年間73時間
これくらいは節約可能です。
私は「服をたたむ」という作業が苦手です。
服屋の店員さんみたいに空中でパパッとたたんじゃう人は尊敬します。
また、変に几帳面なのでたたみ終わった服のサイズがあってないとどうも気になってしまいます。
「あれ?一個前のよりも大きいな…」と思ったら、やり直さないと気が済みません。
このように下手な上にきれいに畳もうとするので、時間と手間がかかっていました。
服はたたむな
いくらきれいに服を畳んだとしても、結局着るときには開かなければいけません。
手塩にかけた私の作品達は、私に着られることによって破壊される運命にあるわけです。
一回着てみて「あ、やっぱ違う服にしよ」なんてなったら、1着は無駄死にです。
どうせ開くことになる服をたたむのは、わざわざ手間を一つ増やしているということに気付きました。
服はハンガーにかけるべき
もし家事の手間を減らしたいなら、服はハンガーにかけたほうが絶対に良いです。
私はこれで、かなりラクになりました。
洗濯が終わった服は、乾かすためにハンガーに吊るします。
それなら次着るときまで、そのままかけっぱなしにしておけばいいのです。
洗濯が終わった後の作業工程を比較してみると一目瞭然です。
①ハンガーにかける(干す)
②ハンガーから外す(取り込む)
③たたむ
④タンスにしまう
①ハンガーにかける
一手間どころか、作業を3工程もショートカットできることが分かります。
ハンガーに吊るしたままなので、たたみシワもつきません。
全ての服をパッと見渡すことができ、どの服についても取り出しやすさは同じです。服選びがラクになります。
服をたたまない生活をスタートしたことで、服を減らすことにも成功しました。
タンス収納とは異なり、現在の使用状況がひと目でわかるので管理がしやすいです。
- 服のストック状況がひと目でわかる
- 着ていない服を把握しやすい
下着もたたむな
下着も衣類ではありますが、ハンガーにはかけません。
見た目が悪いこともありますが、数が多い&小さいのでスペース的に無駄が多いからです。
仕方なくですが、下着類はタンスに入れることにしています。
ですが、たたむなどという無駄な行為は一切していません。
タンスの中にカゴを置き、そこに放り込むだけにしています。
(形・色・サイズが同じものをまとめ買い)
パンツや靴下がシワになって困るようなことはないですし、そもそも畳んだ(丸めた)方がよけいシワになりそうです。
インナーシャツも普段人に見せるようなものではないので、たたまなくてOKでしょう。
下着に限らずシワになりにくいもの、シワになっても気にならないものはチマチマたたむ必要はありません。
個別にカゴを用意してポンポン放り込みましょう。
たたまなくていいもの(例)
マスク
スポーツウェア
ルームウェア・パジャマ
タオル
これはたため
ここまで「たたむな」を連呼してきましたが、それでも畳んだ方がいいものというのはあります。
ここでいう「たたむ」とは「キレイに収納する」という意味です。
以下の条件の全てに当てはまるようなものが該当します。
- 普段は使わない(着ない)が、絶対使うもの
- ハンガーに掛けられないもの
これらに関しては素直にたたんでしまったほうが良いと思います。
フォーマル系の小物なんかがコレに当てはまります。
たたんだほうがいいもの(例)
※下記のうち、普段使いしないもの
ハンカチ
ネクタイ
ワイシャツ
普段スーツを着ない私としては、いかにこれらを減らせるかが今後の課題です。
余談ですが、私の父親は仕事を辞めるまでは基本24時間スーツを着て生活していました。
寝るときも、温泉に行くときも、山登りをする時もです。(さすがに夏はワイシャツとスラックスでしたが)
「スーツしか着ない」は私のアプローチとは真逆ですが、それはそれで効率的といえます。
専用部屋の床に脱ぎ捨てます。
ハンガーは捨てろ
服をたたまない生活を始めたいなら、まずハンガーを買い替えるのをオススメします。
なぜなら、あなたが今使っているハンガーはかけっぱなしに向いていないからです。
服を長い間ハンガーにかけておくと、服自体の重みで肩の部分が型くずれしてしまいます。
肩のところにピョコッと角が生えたみたいになるアレです。
服を干し終わったら、次着るときまでそのままかけっぱなし…みたいなことをするわけですから型くずれが発生する可能性は高くなります。
その分ハンガーにはこだわりましょう。
とはいっても太くてしっかりしたスーツ用のハンガーを買えというわけではありません。
こういうハンガーです。1本当たり100円くらいで購入できます。
『型くずれしないハンガー』とか『アーチ型ハンガー』と検索すれば、似たような製品はたくさんあります。
型くずれしなくて、濡れた服にも使えればこのタイプのハンガーでなくても構いません。
ただハンガーの厚みはなるべく薄い方がスペースをとらず、同じ量の服を掛けた場合でも比較的スッキリした印象になります。
さらに見た目にこだわるなら、ハンガーの形や色も統一すべきです。
できない理由はいくらでもつくれる
今回提案した「服をたたまない」生活をする・しないは、あなたの選択次第です。
服をたたまなくても損をするようなことは一切ありません。これまで通りの生活が続くだけです。
メリットが感じられなかったり、現状で時間や手間がとられている実感がない場合は、今のままで全然問題ないとおもいます。
ですが、やれば確実に時短になります。
どの程度の効果があるのかは人それぞれとしか言いようがありませんが、少なくとも家族1人分につき、1回あたり3分は効率化できるとおもいます。
私のように、たたむのが遅い人だと1回あたり5分くらいは短縮できるかもしれません。
1回3分でも、1年に換算すると1,095分もの時間が浮きます。
一回あたりで短縮できる時間はわずかでも、服は毎日たたまなくてはなりません。
年単位で考えると、効果は決して小さくはありません。
- 服をかける場所が無いから
- 既製品のハンガーラックはグラつくから
- 見た目がゴチャゴチャするから
- ハンガーや靴下を買い直すのがもったいないから
できない理由はいくらでも考えつきます。
ただ問題の多くは、調べる&考えることで解決できるようなものばかりです。
実際、私の自宅もクローゼットが狭かったので、新たにハンガーラックを自作しました。
アイデアを考えたり、部屋の寸法を図って設計図をつくったり、材料を買いに行ったり、と手間と時間がかかりました。
もちろんお金もかかりましたが、私のケースだとタンスを買うよりも低コストに仕上がりました。
なによりも、無駄な時間と手間を減らすことができたのが大きな成果です。アイデアを行動に移したことで、(大げさかもしれませんが)ノウハウも学ぶことができました。
私は現時点で、構想と実行にかけたコストの何倍ものリターンを得ています。将来的にはおそらく何十倍、何百倍にまで膨らむでしょう。
「できない」とあきらめていては生活の不便は解消できません。
ライフスタイルを変えるのは、はじめが大変です。
ですが最初に仕組みさえつくってしまえば、その時点からずっと効率的な生活を送ることができるのです。
ライフスタイルを変えるということは、価値観を変えるということです。
ものの見方や考え方を柔軟に変え続けることで、人生の質を上げていきましょう。
服を畳んでも、着るときには結局開かなければならない。
あなたがもし家事の手間を減らしたいなら、服はハンガーにかけるようにするべき。
たたみシワがつかない、服選びがしやすい、不要な服が減る、などのメリットがある。
服をたたまない生活を始めたいなら、まずはハンガーを買い替えるべき。型くずれしにくく、省スペースのものを選ぶのがポイント。
服をたたむのが苦痛だったり、時間や手間がかかる実感があれば検討の価値アリ。やれば確実に時短になる。
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