日産自動車のベーシックコンパクトカー。
欧州では『マイクラ』という名前で販売される。
日本車としては珍しく、フルモデルチェンジのサイクルが8~10年とかなり長いのも特徴。
歴代モデルは全部で4つじゃ。
各モデルの特徴をまとめてみたぞ。
世界的に著名なデザイナーであるジョルジェット・ジウジアーロのデザイン。パイクカーとして現在も根強い人気の『Be-1』、 『パオ』、 『フィガロ』のベース車でもある。
ヨーロッパ圏も主要なターゲットとしたモデル。日本カー・オブ・ザ・イヤー(1992)、RJCカー・オブ・ザ・イヤー(1992)をダブル受賞したほか、欧州カー・オブ・ザ・イヤー(1993)を日本車として初めて獲得する。
カルロス・ゴーンが日産のCEOに着任後、第一弾に発表された車。プラットフォームやエンジン、ミッション、サスペンションなど、フランスの自動車メーカーであるルノーと共用するパーツが多い。
タイをはじめとした海外工場のみで生産される。これにより、スタンダード仕様で100万円を切る低価格を実現した。
おぬしの印象に残るようなモデルは有ったかの?
今回取り挙げるのは3代目マーチじゃ!
今回の主役はコレ!3代目マーチの魅力
開発コンセプトは「ユーザーフレンドリーを追求した、おしゃれな新世代コンパクトカー」じゃ。
魅力1 見た目がとにかくオシャレ&カワイイ!
シンプルでありつつ、どこかレトロっぽさが感じられる素晴らしいボディデザインです。
凝った剛板プレスにより構成されたショルダーラインから、デザイナーのこだわりが垣間見えます。
その存在感は欧州メーカーのコンパクトカーにも決して引けをとっていません。このことはデザイン分野での輝かしい受賞歴が物語っています。
聞きなじみがないかもしれんが、レッド・ドット・デザイン賞は「世界3大デザイン賞」のうちの1つとされている。
デザイン界ではかなり権威ある賞なのじゃ。
全体的に丸みを帯びたフォルムとなっており、くりくりとした丸目ヘッドライトも相まってカエルみたいなフロントフェイスです。
個人的には、ヘッドライトの位置と下ぶくれ感から「ごはんがススムくん」っぽい感じがします。
ヘッドライトの位置が高めなのは、デザイン上の理由だけでなく、前方を広範囲に照らすことができるためという理由もあるそうです。
魅力2 ボディカラーがめちゃくちゃ豊富!
モデルライフを通じてのボディカラーはナント全31色!超豊富なラインナップです。
中には「オープンカフェにある食材」をモチーフにしたマーチ専用カラーなども設定されています。
女性ユーザーが多いこともあり、開発陣は(主に20代後半の)女性達の意見を参考にしながらボディカラーを決めていったそうです。
色彩感覚については、おなごの方が優れていると言われているからのぅ。
結果として、単に種類が多いだけではなく、他の車では見ないようなオシャレな色も取り揃える膨大なラインナップが出来上がったワケです。
ファッションを選ぶような感覚でクルマを選べる…というのはマーチの大きな個性のひとつと言えるでしょう。
魅力3 色んな意味で使いやすい!
マーチはデザイン面だけではなく、日常でのユーティリティも充実しています。
運転しやすい!
コンパクトなサイズなので、取り回しは楽チンそのもの。
最小回転半径は4.4mと相当小回りがきくので、車庫入れやUターンなどもラクラクこなせます。
全幅1.66mと普通車の中では最小クラスなので、狭い路地でのすれ違いでもヒヤヒヤせずに済みます。
車の前端(ヘッドライト上部)が運転席から視認できる設計となっているほか、Aピラーの角度が立っているため、前&斜め方向の車両感覚が掴みやすくなっています。
意外に室内は広々!
車内空間の広さは、当時このモデルの大きなアピールポイントでした。
このクラスでは長めのホイールベース(※1)と、先代より100mmも高くなった全高(※2)により、コンパクトな外観とは裏腹に居住性はかなり優秀です。
また、特Aサイズのスーツケースや大型のベビーカーなども積むことができる大容量のラゲッジルームも備えています。
※1…ホイールベース2.43m ※2…全高1.525m
今でも通用する便利機能!
3代目マーチはコンパクトカーながら、当時の最新機能を数多く採用しています。
20年近くも前に発表されたモデルですが、中には現在でも通用する便利機能も。
- インテリジェントキー(スマートキー)
- オートライト
- バッテリーセーバー(ルームランプ消し忘れ防止機能)
まだまだ続きます!後編はコチラから↓
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