寿命が気になる今日このごろ。
いつも前置きが長いので、今回はサクッと本題に入ります。
目次
ヒト
UNFPA(国連人口基金)が発表した2022年版の世界人口白書によると、世界全体での寿命の平均は「76歳」だそうです。
男女で比較すると、女性の方が寿命が長い傾向にあります。これは世界中のどの国でも同じです。
国別でみると、平均寿命が最も長い国は日本でした。男性が82歳、女性が88歳。
では、最も長寿だった人は誰なのでしょうか?
人類史上最も長寿だったのは、フランスのジャンヌ・カルマンという女性です。
なんと、122歳164日まで生きたそうです。
喫煙者で20代から117歳まで吸い続けたり、フェンシングを85歳から始めたり、100歳まで自転車に乗ったりと規格外のバ・・マドモアジェ~ルです。
亀
「鶴は千年、亀は万年」というように、長寿の生き物の代名詞的な存在です。
では、その寿命はどれ位なのでしょうか?
ペットとして馴染み深いミドリガメの場合はというと、平均で15年ほど。
人間と比べると、それほど長生きではないようです。
最高齢の亀は現在も存命中のアルダブラゾウガメのジョナサンで188歳。
正確な年齢が確認できる動物の中では、世界最高齢とのこと。
ちなみに鶴の寿命は平均して20〜30年ほどのようです。
セミ
地上では1週間しか生きられないとよく言われますが、それは間違いのようです。
寿命が短いセミでも2週間、長いものだと1ヶ月も生きるそうです。
飼育するのが難しい昆虫で、すぐ死んじゃうということから「1週間」という俗説が生まれたようです。
ちなみに地下で3〜17年ほど生活してから地上に出てくるそうです。
地下生活も含めると、昆虫界でも長生きの部類に入るそうです。
セミの寿命が1週間である説を覆したのは、日本の高校生
「セミが1週間しか生きられない」という説をひっくり返したのは、 岡山県の高校生だそうです。
公園などで大量に捕獲⇒油性ペンで羽に目印を書いて逃がす⇒再捕獲…という荒々しい調査方法で、セミの生存確認をしたとのこと。
結果は以下のとおりです。
アブラゼミ | 32日 |
ツクツクボウシ | 26日 |
クマゼミ | 15日 |
[rakuten id=”sapri-bk:10012027″]
マヨネーズ
「マヨネーズは腐らない」と子どもの頃TVでみた記憶がありますが、果たして本当なのでしょうか?
調べてみたところ、賞味期限はあるようですが確かに腐りはしないようです。(ふつーに使ってる分には。)
酢と塩のパワーで、マヨネーズの中では菌も生きていけないそうです。
ただ食べて美味しいか、食べて健康上問題がないかは別のお話なので注意しましょう。
[rakuten id=”rakuten24:11051014″]
インフルエンザウイルス
菌繋がりで気になったのが、インフルエンザウイルスの寿命。
環境によって寿命は大きく変わるようで、
カラダの中では
人間の体内で生きられるのは6日ほど。
「1週間は学校に来るな」はこれですね。
環境表面では
環境表面とは、簡単に言うと「なにかの表面」ってことみたいです。
ツルツルした表面で24〜48時間。
紙や布などのザラザラした表面で8〜12時間程度生存。
ツルツルの方が長生き出来るんですね。なんとなくザラザラかと思いました。
空気中では
湿度50%以上では8時間。乾燥した空気中では1日以上。
ウイルスに無知ですが、これはなんとなくわかります。
湿気が多いと床に落ちちゃうんでしょうね。床の表面は大抵ザラザラしているので、8時間しか生きられないと。こんな感じではないでしょうか。
逆に、乾燥してるとふわふわ浮遊してるのでなかなか床に落ちず、比較的長生きが可能と予想します。
物の表面の細かな凹凸でダメージを受けてしまうなんて、ウイルスって意外に繊細なんですね。
磁石(マグネット)
磁石に寿命なんてあるのか?あるみたいです。
ただしとっても長くて、磁力は100〜1000年位持続するみたいです。
「永久磁石」なんてものもあるようですが、こちらも100年単位で約4%ずつ磁力が減っていくそうです。
日本人が開発した、永久磁石とは?
世界初の永久磁石は、1917年(大正6年)に、物理学者の本多光太郎さんが開発した 『KS鋼』 です。このKS鋼は、それまでの強力な磁石の3倍もの磁力を持つ、当時の世界最強の永久磁石でした。
さらに1933年(昭和8年)には、KS鋼の4倍近い磁力を持つ『新KS鋼』が、新たに開発されています。
その後も永久磁石の開発は進み、1982年(昭和57年)には佐川眞人(まさと)さんが『ネオジム磁石』を発明しました。現在、世界最強を誇るこの永久磁石は1gで、約1㎏の鉄を持ち上げることができるそうです。
ネオジム磁石は、医療機器のMRIやコンピューターのHDD、ハイブリッド車のモーター、携帯電話やスマートフォンなど幅広い分野で使われています。携帯電話やスマートフォンのなかにある、超小型のモーターが重りを回転させて、バイブレーターの振動を作っています。
電子機器の小型化が可能になったのも、ネオジム磁石のような、小型で超強力な磁石が発明されたおかげと言えるでしょう。
参考:日本放送ホームページ/世界初の超強力『永久磁石』は日本人が開発
目薬
目薬ってちょびっとしか入ってないのに、なかなか使いきれませんよね。自分だけかな?
1滴の容量は、約0.04~0.05mLらしいです。
12mLの目薬とすると、240〜300滴点眼できます。両目に1滴ずつだと約120回ほど使えることになります。
ただ、目薬には「開栓後の使用期限」というものがありまして、おおむね2〜3ヶ月程度を目安に使い切らなければならないようです。
毎日使わない人だと、まだ中身があるのに寿命が来てしまうなんてことがあるかもしれません。
缶詰
長期間保存がきく代表的な食べ物、缶詰。
缶のフタのところに賞味期限は記載されていますが、もっと持ちそうな気がします。
調べてみたところ、「理論上は腐ることがない」とのことです。
製造工程で加熱殺菌を行っているので、内部は無菌状態になるそう。菌がいない=腐敗しない、という感じらしいです。
1938年にイギリスで「114年間保存されていた缶詰を開けて食べた」という記録があるそうです。
北極観測隊用の肉や野菜の缶詰だったそうですが、試食した結果、味や匂いは悪くなく、十分に食べることができたとのこと。
地球
地球の寿命は残り1750000000年後のようです。
太陽が寿命を迎える時、膨張しながら太陽系の星を飲み込みながら消滅していくらしいのですが、その時に地球も飲まれてしまうとのこと。
17億年後の世界なんて全く見当も付きませんね。
紙幣(日本円)
お札の種類で寿命が変わるって知ってました?
一万円札の平均的な耐久性は4〜5年。
対して、千円・五千円札は1〜2年程度。
この差は紙の質によって生まれるものではありません。
お釣りとして渡されることが多い千円・五千円札は痛みが激しいため、寿命も短くなってしまうらしいのです。
Post Views: 4,870
コメント