憤怒のエネルギーを活かせ!
「怒り」は物凄いエネルギーです。
物事を進めるときには、爆発的な駆動力を生み出してくれます。
アンガーマネジメントという言葉がありますが、怒りを無理やり沈めようとするのはエネルギーを無駄遣いしてしまっているかもしれません。
人間怒れる時にしか出来ないことがあります。負の感情すら乗りこなしみせて、やっと一人前なのです。
後先考える必要はありません。今の感情の思うままに身を任せてみましょう。
捨てるべき物リスト
その1 調味料
腹が立ったら、まずは冷蔵庫を開けてみましょう。
そこには普段使わない調味料が、雁首そろえて並んでいるはずです。
どれもが、とうの昔に賞味期限を迎えていることでしょう。
片っぱしからゴミ袋にブチ込んでいってください。
正直ケチャップなんていい大人は使いませんし、ドレッシングも胡麻とポン酢があれば十分です。
ウスターソースと中濃ソースなんかはどちらか、もしくはどちらも要りません。
寿司屋でもらったガリ、納豆に付いてきたカラシ、焼きそばの粉末ソース、ピザに付いてくるバジルソース、牛丼にかけ忘れた七味…。
どれも全て、今日まで無くても一切困らなかった物たちです。気の済むまで屠りましょう。
もしも「もったいないかな?」なんて感じてしまったら、あなたの怒りはその程度のものだったということです。
反対に、まだまだ怒りが収まらない場合は【その2】に進みます。
その2 筆記用具
調味料が入ったゴミ袋を引きずりながら、次は机の方へ向かってください。
次に処分するのは筆記用具です。
アナタは自宅で書き物なんて滅多にしないはずなのに、なぜかペンだけは沢山持っています。
大量のボールペン・鉛筆・消しゴム・蛍光マーカーなど…その全てを使い切ったらハーバード大学にでも入学できそうです。
分度器・コンパス・曲線が描ける定規、これらはマジで使いません。もし次使う時が来るなら、あなたはおそらく強く頭を打っている可能性があります。
ホワイトボードマーカーや慶弔用の筆ペンだって使う機会が少ないので、もはやカッスカスです。
ペンは一種類につき、1本ずつあれば事足ります。2本目以降はすべてゴミ袋へGOです。
その3 書類
次は、机と引き出しに溜まっている書類です。
分譲マンションやインターネット回線の腐れチラシなどは、そこに存在しているだけで不愉快になるものです。バカ高い電気使用量のお知らせなんかも同罪です。
近隣工事のお知らせ、水道の一時断水も、知ったこっちゃありません。
ねんきん定期便も、通帳未記帳のお知らせも、保険サービスのご案内も全部余計なお世話です。
全て、問答無用で捨て去りましょう。
その4 服
ここからが、いよいよ本番です。
あなたは退廃した世を憎む、怒れるマッドマックスです。
アパレル界の流行をいち早くお届けする、芸能人モデルではないのです。
小ワザの効いた、お洒落な服など要りません。そんなものは手当たり次第切り刻んで、床を拭く雑巾にでもしましょう。
下着や靴下なんかは、窓のサッシを拭くのに使えます。
もう何か面倒臭いので、白・黒・灰・紺以外の服は全てゴミ焼却施設の燃料にしてしまいましょう。
究極、今着ている服以外はみんな捨てても良いのかもしれません。
ここまでしても、マグマのような怒りが沸騰している場合は【その5】に進んでください。
その5 家電・家具
部屋を一周見渡してみてください。
何気なく目に止まった家電や家具のうち、ただの置き物と化している存在が一つはあるはずです。
それは消去すべき対象である可能性が非常に高いと思われます。
対象物は大きければ大きいほど、あなたの心燃やしてくれるでしょう。
部屋を無駄に占有している邪魔者には退去してもらうべきです。
・カラーボックス、タンス、机、テーブル、イス、棚、ベッド
・DVDプレーヤー、カメラ、洗濯機、テレビ、掃除機
この中であなたをイラッ!とさせるものがあれば、容赦なくブチ投げてもらってOKです。
ここまですれば、怒りはいくらか収まっているはずでしょう。
捨てることが、自分を変えるキッカケになることも…
最近の話題本に『1年で億り人になる』があります。
本の中には以下のように記されています。
-壮絶な捨て方をする人間ほど成功する-
「成功する人は、成長するタイミングで捨てるべきものが3つある。付き合う人、それまでいた環境、時間。それが捨てられれば成功を手にしたようなものだよ」
戸塚真由子 著『1年で億り人になる』p95より引用
ビジネス用語に「トレードオフ」というものがあります。
これはAとBの事柄のうち、どちらか1つしか選ぶことができない状況または関係性のことを指します。
つまり、Aを捨ててる代わりにBを得るというような状況のことです。ことわざでいえば「二兎を追う者は一兎をも得ず」です。
私を含め、人はなかなか捨てられない生き物です。「何かを失ってでも、他のもっと大切なことを選ぶ」ということ決断は中々できないものです。
しかしながら、そこにこそ勝機が隠れているのかもしれません。
怒れる時は絶好のチャンスです。勢いに任せて全捨てできれば、あなたも何かが変わるかもしれません。
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