おすすめカー用品

古いナビでもOK!低ノイズなBluetoothレシーバーで音楽を楽しむ方法

Bluetooth非対応のナビ&オーディオでも、スマホとペアリングは可能

おすすめアイテムは「Bluetoothレシーバー」

「Bluetoothレシーバー」は、Bluetooth非対応のデバイスをBluetooth対応機器に変えてくれる便利なアイテムです。 

これがあればナビやオーディオをBluetooth対応のものに買い替える必要はありません。

本体価格も比較的安く、数千円程度で購入することができます。

取り付けも簡単で、車に付いているAUX端子(イヤホンジャックのこと)にプラグを繋ぐだけでOK。

電源は、車に付いているシガーソケットもしくはUSBからとります。

製品によってはバッテリーを内臓しており、電源が不要なものもあります。

ただしリチウムイオンバッテリーは高温・低温に弱く、特に炎天下の車内だと発火や爆発の危険があります。

バッテリー内蔵タイプを選ぶ場合は車内に放置することは避け、車から降りる都度取り外すようにしてください。

「bluetoothレシーバー」と「FMトランスミッター」似てるけど、どっちが良いの?

似たような製品に「Bluetooth対応のFMトランスミッター」というものがあります。

こちらの製品も手頃かつ簡単にナビやオーディオをbluetooth化できます。

FMトランスミッターの最大のメリットは、AUX端子が無い車にも使えることができるということ。

bluetoothレシーバーと比べて種類も豊富なので、多くの人はついついこちらを選びがちです。

ただしFMトランスミッターにも欠点があります。それは、仕組み的に「ノイズを拾いやすい」ということ。

使用環境によってはノイズが酷かったり、音が途切れたりと、使い物にならないケースがあります。

特に都市部や交通量の多い道路を走る機会が多い人は、FMトランスミッターの利用はおすすめできません。

その点、Bluetoothレシーバーなら比較的ノイズが乗りにくいですし、ノイズキャンセラーなどで追加のノイズ対策も可能です。

以上のことから、価格の安さ・手軽さ・音質のバランスが一番良いのは「Bluetoothレシーバー」になるでしょう。

自動車用BluetoothレシーバーBluetooth FMトランスミッター
仕組みスマホからBluetooth信号を受け取り、車のオーディオシステムで再生するスマホからBluetooth信号を受け取り、それをFMラジオ信号に変換し、車のラジオで再生する
メリット設定がカンタンかつ高音質オーディオジャック(AUX端子)が無い車でも使える
デメリットオーディオジャック(AUX端子)が無い車では使えないラジオ局や他の車のFMトランスミッターとの干渉により、音質低下やノイズが発生する

車にAUX端子が無くても増設可能

ただしBluetoothレシーバーは、AUX端子がない車両には使うことができないという致命的な欠点があります。

ですが、方法ならあります。AUX端子は後付けできるからです。

ナビやオーディオの型番を調べてネット検索すれば、あなたの愛車の対応品もきっと見つかるはず。

検索キーワードの例

「〇〇-〇〇(型番) AUX」

「〇〇-〇〇(型番) 外部入力」

「〇〇-〇〇(型番) RCA」

実際にAUX無しの車両に取り付けてみる!

今回作業したナビはコレ。

ホンダ 純正ナビ
Gathers VXM-118VS

三洋電機製の2010年モデルのカーナビです。

古いナビなので、スマホとBluetooth接続ができません。

正確には、Bluetooth接続できてもハンズフリー通話にしか使えないという中途半端な仕様となっています。

AUX端子もありませんので、このままではBluetoothレシーバーが使えません。

準備するもの

Bluetoothオーディオ化に必要なもの

ここからは、Bluetoothレシーバーの取り付けに必要なアイテムについてみていきましょう。

元々AUX端子がある車両の場合、下記の★マークのアイテムについては不要となります。

必要なのはBluetoothレシーバーのみです。

Bluetoothレシーバー

ELECOM(エレコム)LBT-ACR11BK

製品カテゴリー車載用Bluetoothオーディオレシーバー
メーカー
製品名
エレコム
LBT-ACR11BK
通信方式Bluetooth標準規格
version4.0
出力Bluetooth power
class2
最大通信距離約10m
最大登録可能台数8台
電源DC12V/24V
シガーソケットより供給
出力端子ステレオミニジャック×1
価格オープン価格
実売¥3,000前後

★外部入力ハーネス★

ホンダ 純正ナビ Gathers VXM-118VS 用

★外部入力→AUX 変換ケーブル★

片方が外部入力端子のオス、もう片方がAUX端子のメスになっているものを選んでください。長さは短いものでもOKです。

作業に必要な工具

工具は、AUX端子を後付けする場合のみに使います。

AUX端子がある車両については、特に必要ありません。

★内張り剥がし★

★ドライバーセット★

作業手順

今回作業する車にはAUX入力端子がありませんので、まずはAUX端子の増設から始めていきます。

AUX端子がある車両の場合、下記の★マークがついている作業は不要となります。

★ナビを取り外す★

AUX端子の増設には、ナビ背面にあるコネクタを利用します。

なので、まずはナビを車両から取り外す必要があります。

ナビの取り外し方法については、別の記事で手順を解説していますのでそちらをご覧ください↓

★ナビに外部入力ハーネスを取り付ける★

これが外部入力ハーネスです。

ハーネスには外部入力端子(黄・白・赤)のジャックと、カプラ(灰色)がそれぞれ付いています。

ナビ背面にカプラをカチッと繋ぎます。

ナビ背面の様子です。赤丸で囲った部分にカプラを接続します。

★ハーネスの配線をインパネの内側に通す★

ナビにハーネスを接続したら、黄・白・赤のジャックを使いやすい位置(シガーソケットの近く)まで持っていきます。

今回作業した車両については、運転席の足元まで通すことにしました。

ナビ裏からインパネの内部を通して、配線を足元まで持っていきます。

他の配線になるべく干渉しない位置を狙って、運転席の足元の方に送ってやります。

この作業は手の感覚のみを頼りに行っていきます。

上手く入っていかないときには他の配線に引っ掛かっている可能性があるので、スルスルッと抵抗無く入っていくまで何度かやり直しました。

初代フリード/フリードスパイクの場合、黄色の丸あたりを狙うと配線がうまく通せるとおもいます。

★外部入力端子 → AUX端子に変換する★

端子の変換ケーブルです。

これを先ほどナビに繋げたハーネスに噛ませて、外部入力端子→AUX端子に変換します。

配線は分かりやすく色分けされていますので、同じ色同士を繋ぐだけでOKです。

これでAUXの後付け作業は完了です。

これでBluetoothレシーバーがこの車両でも使えるようになりました。

Bluetoothレシーバーを取り付け&設定する

いよいよBluetoothレシーバーの取り付けです。

なお、AUX端子が車にある場合の作業はここからスタートとなります。

取り付けといっても本体をシガーソケットに挿して、先ほど取り付けた変換ケーブルにAUXプラグを接続するだけです。

取り付けが終わったら、Bluetoothの設定をします。

レシーバーの製品名と一致するデバイスを探し、スマホとペアリングします。

AVソースの選択画面で「VTR」を選択します。

これでスマホの音楽が車のスピーカーから流れるようになりました。

試しにスマホで音楽を再生してみたところ、バッチリ動作します!

スマホの音楽を流しながらナビ操作もできますし、地図表示もできます。

FMトランスミッターのようにノイズが乗ることも無くなりました。

めでたく作業成功です!

bluetoothレシーバーでノイズが発生した場合の対処法について

bluetoothレシーバーはFMトランスミッターと比べてノイズが発生しにくい仕組みになっています。

ただし、車種や状況により、車の電気系統からノイズを拾ってしまうこともありえます。

そんなときに役立つのがノイズキャンセラーです。

中でもおすすめは、「グランドループアイソレーター」というタイプの製品です。

グランドループアイソレーターは、オーディオ機器間の接続で発生する可能性のあるグランドループ(接地ループ)を遮断するデバイスです。

これによりノイズの発生を防ぎ、オーディオの品質を向上させます。

これらのアイテムを使って、快適なカーライフをエンジョイしてください。

記事で紹介した製品一覧