準備するもの
●ガスチャージホース
これだけです。
これがあれば添加剤だけでなくエアコンガスの充填も出来ます。
Amazonでパワーエアコンプラスの商品ページをみていたとき、「この商品を買った人は…」でオススメされてたのでポチりました。
…が、商品に不具合があり作業に少々手こずりました。
この製品についても近日レビュー予定ですので、その「不具合」についてもその機会に触れたいと思います。安全対策も忘れずに
作業中に勢いよく冷媒が飛んできたり、オイルが飛散する危険があるため、手袋とゴーグルを装着するようにしましょう。
※冷媒は低温になるので素手で触らないようにして下さい。
作業手順の解説
手順は①〜③まであります。
作業時間は30分かからない位です。
それでは早速、作業スタート。
パワーエアコンプラスの缶を、ガスチャージホースにつなぎます。
ホースの両端には、それぞれコネクタ(メス)がついています。缶を接続するのはつまみネジがある方です。
もう一方のコネクタはと言うと、車のエアコン配管との接続用です。
どっちのコネクタにつなぐのかは、現物を見れば間違いようがないのでご安心を。
ここで確認が必要なのは「つまみネジが一番上まで上がっているか?」ということ。
このつまみネジ、コネクタ内にあるニードルバルブ(缶に穴を開けるためのぶっとい針)を上げ下げするためのネジなんです。
このネジが下がっていると針も下がっている状態にあるため、接続している最中に缶に穴が空いてしまい、ガス&添加剤ダダ漏れ噴射で3800円をドブに捨てることになります。
そうなったら余りにも悲し過ぎるので、画像で詳しく説明しておきます。
下の画像のように、つまみネジを締めていくとニードルバルブ(針)が下がってきます。この状態で缶を接続しないでください。
下の画像のように、つまみネジをしっかり緩めてニードルバルブを一番上まで上げてください。この状態で缶を接続します。
このポイントさえ押さえればあとはカンタン。缶をコネクタにねじ込むだけです。
これで手順①は完了です。
ガスチャージホースを車のエアコン配管につなぎます。
どこに接続するのかさえ分かってしまえば、この作業も簡単に出来ます。
接続するのは「低圧ポート」というところ。
エアコンガスやエアコンオイルの補充・交換が出来るようにどの車にも必ず設けられています。ほとんどの車はボンネット内にあります。
フリードスパイクの場合、下の画像の丸で囲ったところに低圧ポートがあります。ちなみに旧型フリード(GB3/4)もこの位置です。
写真左、運転席側です。
分かりにくいので、もう少し拡大してみましょう。
金属の配管から、“L”と刻印のある水色のプラスチックキャップが突き出ているのが分かります。※画像見づらくてすいません。
これが低圧ポートです。
キャップを外すとコネクタ(オス)になっていることが分かります。ここにホースのコネクタ(メス)を接続します。
ちなみにキャップを外しただけでは「プシュッ!」なんてガスが噴出することはありませんので怖がらなくてOKです。
上の画像にあるようなコネクタのことを一般的に「クイックカプラー」と呼びます。※以下の表記もクイックカプラーで統一させて頂きます
ホースを低圧ポートに接続する際は、カプラーソケットの外側をスライドさせた状態でポートに取り付けます(下の画像参照)。
ここで必ずチェックして欲しいのが、カプラーがガッチリはまっているか?ということ。
ホースをつなぐ際「プシュッ!」と勢いよくガスが吹き出る音がしますが、怖がらずにそこからあと一歩、手応えがあるまで押し込んでやってください。
「あと一歩&手応えがあるまで」が重要なポイントとなります。
この接続が不充分だと、一見キチンとはまっているように見えても、パワーエアコンプラスを注入するときのガス圧などで外れてしまう恐れがあります。
そうなるとこれまた作業はジ・エンド。
そうならないためにも、しつこいくらい接続後の再確認をしましょう。
You TubeのDIY動画を見ていると、ここで失敗する人も少なくないようなので注意が必要です。
これで手順②も完了です。
いよいよ最後の手順、パワーエアコンプラスの注入となります。
とその前に、ホースのエア抜きをしなければなりません。
クイックカプラーを接続した段階ではガスチャージホースに付いているゲージの針はレッドゾーンを指しているはずです。これはホース内部に圧力が掛かっている証拠。
この圧力を利用してホース内部にある空気を外に出してやります。
パワーエアコンプラスを接続したコネクタを少し緩め「プシュー!」とガスを抜いてやります。1秒くらいで充分です。
※ニードルバルブのつまみネジではないです!缶上部のネジ部を緩めてください
缶をすぐに元の状態まで締め込んだら、エア抜き完了です。これでホース内は車側から放出されたエアコンガスで充満している状態です。
ゲージを見ると圧力が下がっていることが分かります。
エア抜きが完了したら、一旦車内に入りエアコンをONにします。
【温度:LOW】【設定風量:MAX】【内気循環】に設定します。
エア抜き&エアコンの作動が完了したら、いよいよ添加剤を充填していきます。
ニードルバルブのつまみネジを最後まで締め込んでください。
かすかに「シュッ」と、ホース内をガスが通る音がして、缶がどんどん冷たくなってきます。
このときにつまみネジを戻してやると添加剤がスムーズに流れるようです。
私の場合は缶を少し振ってみて中身が残っていたので、時々缶を傾けてやったりしました。
エアコンが復活しているか気になって、時折車内に入り冷え具合を確認したりしました。
この時点ではあまり変化が無いように感じられました。不安が高まります…。
また車外に出て、祈るような気持ちで缶を傾けて中身を使い切りました。
ホースを車から取り外す前に、あらためてゲージを確認します。さっきよりも上がっていますが…
ゲージの青ゾーンが適正範囲だと聞いていたのですが、少し足りません。
えっ、ちょっと待って…
5分待つことにしました。
さっきよりもまた上がっていますが、青ゾーンまではあと一息。
エアコンガスが足りていない可能性が急浮上しました(!)次回の課題です。
このあとしばし待ちましたが、とうとうゲージは青ゾーンに入ることはありませんでした…
嫌な予感しかしませんが、作業自体は完了したので車両からホースを外します。
最後に低圧ポートのキャップを締めて、手順③も完了!
これにて今回の作業の一切は完了です。
パワーエアコンプラス施工の結果は・・・
次回に続きます。
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