本格的なシートカバーは、くたびれたシートを蘇らせる
布シートの車に乗る者なら、1回はするという「ある行為」があります。
- 愛車のくたびれた座席を見たとき…
- 飲み物をこぼしたとき…
- タバコの火種をポロッとしたとき…
- 謎のシミがいくらこすっても落ちなかったとき…
シチュエーションは異なれど、人々がとる行動は最終的に1つ。
それは、「シートカバーをネットで検索」すること。
シートカバーとは、車のシートに被せるカバーのことです。
シートカバーには、サッと被せるだけの簡易的なものから、革シートと見間違えるほどのクオリティのものまで様々な製品が出ています。
そして、思うのです。
彼は始めに1番高いモデルの値段を見てしまいビビりますが、1番安いシートカバーを見て少しホッとします。
彼はとうとう決心します。
オレの車で2万か…よし、シートカバー着けよっかな!
ふと、ここである疑問が頭をよぎります。
こんなピッチリサイズのシートカバーどうやって取り付けんの?
『シートカバー 取付』で検索してみると、DIYで取り付けに挑戦している様子が色々見つかります。
それらブログ記事の結びの言葉は大体どれも一緒です。
- 何度も挫折しかけましたwww
- 指の先が痛くなりますのでご注意を…
- 業者に任せることをおすすめします!
彼は自ら取り付けることを諦めます。
そして、取付工賃の相場を見て驚愕するのです!
【プロに頼む場合の工賃の相場は、15000円〜25000円】
つまり、2万円のシートカバーといえど業者にお願いすると合計4万円掛かってしまうという事実に彼は直面します。
そうして彼は夢を諦めます…。
彼だけではありません。多くの人は彼と同じ道を辿るのです。
目次
シートカバー取付に挑戦します‼
散っていった同志たちの屍を乗り越えて、今回私が挑戦するのは車種専用設計のシートカバーの取り付けです。
取り付ける車両は、30プリウスです。
取り付けるシートカバーは『Clazzio プライム ET-1070』
色は上の画像と同じ、アイボリーです。
メーカー小売価格は、2列シート全席分で¥35,000。
ですが、Amazonで残り1点を安売りしていたので、なんと¥12,400で買うことが出来ました!
ただ、安売りしていたのは平成23年12月〜27年11月(以降、中後期とします)のモデルのシートカバーだったので、私の平成22年(前期モデルとします)のプリウスには本来であれば適合しません。
※グレードはS、Sツーリングのみ適合
しかし、少し調べてみたところ前期モデルと後期モデルでシート形状に違いは無いことが判明しました。
では、どこが違うのか?それは前席中央のアームレスト部分です。
別メーカーで、レザー仕様のアームレストも単体で売ってるし(高いけど)、アームレストは後回しでもいいか!という判断をし、中後期モデル用をポチったという次第です。
みんなが知りたいのは取り付け方じゃないんだろ?
取付要領はみんカラを見たり、メーカーのサイトを見れば丁寧かつ分かりやすい説明がアップされています。
ということで、私は違うアプローチで攻めてみます。
取り付けにどれだけの時間が掛かるのか?
これを検証してみます。
よって今回、作業要領についての説明は極力省略させてもらいます。
ネットにアップされているシートカバー関連の既存記事には無いが、私がお伝えしておいた方が良いと思う情報を中心にお伝えしていきたいと思います。
素人が一人で作業したら、シートカバー取り付けに何分を要するのか?
自分で取り付けにチャレンジしようと思っている方は、この答えが気になるのではないでしょうか?
短時間で済むのであれば、
と、なるかもしれません。
逆に時間を掛けても全然付けられないとなると、専門業者様にお願いするという踏ん切りがつくかも。
この結果を知っていると知らないとでは、作業に対する覚悟に違いが生まれることは必至です。キミ達、わたくしに感謝なさい。
ちなみに私はシートカバーを取り付けるのが今回初めてです。完全なるトーシロ野郎なので、皆さんと条件は一緒です。
シートカバーの付属品をチェック!
取付けに先立ちまして、令和を祝う開封の儀を執り行います。
ちなみに、作業したのは平成30年の1月になります(記事にするの遅せーよ)
シートカバーのパッケージに入っていたもの
箱を開け、一番上に入っている内容明細書(パーツリスト)を見ながら、パーツは全て足りているかをチェックします。
大きなビニール(ポリ)袋が数枚入っています。何に使うか知っているあなたは凄すぎです。
このビニール袋は、シートカバー取り付け前にあらかじめ座席に被せておくことでシートカバー裏地とシート表皮が直接摩擦せず、カバーがスルスルとスムーズに入っていくというシロモノ。
カバーを取り付け終わった後に取り出さなければならない都合上、使う前に袋のサイドをはさみ等で切り開いておきます。
シートカバーはただ被せているだけでは無く、目立たない箇所でナイロンバンドやゴムバンドによってズレないようにしてあげます。上の画像のフックはゴムバンドを座席の下面に固定するためのもの。
ヘラはシートの細かい部分にカバーを押し込むのに使います。この作業をすることで美しい仕上がりになります。ヘラの正式名称はスパチュラというそうです。
そして僕たちを導いてくれるバイブルの取付説明書。さすがは一流メーカー、分かりやすかったです。
と言うわけで取り付けに必要なものは大体入っていますが、それでもやっぱり準備しておくものはあります。
自分で準備が必要なものはコレだ!
30プリウスで用意が必要なものは以下の通りですが、車種により必要なものが異なってくると思われますのでそこらへんはネットでの下調べをお願いします。勿論、シートカバー取付作業を始めてから追加で用意しても全く問題ありません。この辺は、各自の都合よいようなスタイルで進めちゃってください。
準備が必要なもの
まずはカッター。シートカバーを装着しやすくするためのビニール袋を裂くのに使ったり、シートカバーの一部に穴開け加工をするのに使います。
ラチェットレンチ。シートベルトを固定するボルトを外すのに使用。奥まった狭い空間なのでエクステンションバー必須。エクステンションバーは15㎝以上あればベスト。※フレックスレンチでも代用可
プラスドライバー。リヤシートの肩口にあるシートベルトガイドを脱着するのに使います。
作業手袋。細かい作業が出来る薄手のもの。素手だと指先痛いかも。
準備物は以上ですが、それ以外に必要なことが1つだけあります。
それは「イメージトレーニング」です‼
取扱説明書を読む⇒ネットで情報収集する⇒イメージ上で作業要領を組み立てる
作業前に車内の片づけも済ませておくと、より効率的に作業を進めることができます。
いよいよ次回…シートカバー取付けにチャレンジです‼果たして、どれくらいの時間がかかるのか⁉
作業編はこちらから⬇
Post Views: 7,475
コメント
コメント一覧 (1件)
[…] 【準備編】車種専用設計シートカバーを素人が取り付け。むずかしい?どれくらいの時間がかかった?自分の車じゃないみたい⁉イメチェン効果抜群なシートカバーの魅力ファブリック […]